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就活中の大学生へ
十年一昔と言いますが、IT技術の進歩は、十年でも十分長すぎるほどに、様々な分野に大きな影響を及ぼしており、着々とその歴史を刻んでいます。今やビジネスだけではなく、市民生活にも欠かすことのできない、インフラとしての認識が定着しつつあるインターネットに、いつでもどこでも誰でもアクセスできるというのは、当たり前のこととなっており、更により安全快適に、素早くつながることを求められていますし、そのネット上には突如巨大な市場が出現し、世界中の企業があの手この手のサービス競争を激化させています。こうしてIT技術の進歩が進み、高度IT化社会が実現しつつある現在、このIT技術を支える人材の需要は、ますます増えるばかりであるため、世界のあちこちで優秀な人材の獲得競争が引き起こされています。
ここでそもそも日本は、社会全体として急速に少子高齢化が進んでいることから、労働者人口が顕著に減少しています。しかし例えば、不況といわれながらも、急速に需要が高まっている介護の現場では、人材不足が慢性化しており、やむを得ず今では、東南アジアなどにも日本の高齢者のための介護の担い手を求めているのが現状です。
同じくIT業界は、日本においても若い産業であり、また欧米流の実力主義がそれほど抵抗なく受け入れられる素地もあって、人材不足に伴い、転職市場が活性化したりフリーランスとして活躍する人が増える中で、将来的にも人材不足が続くと懸念されています。国としてもIT立国を掲げる以上、IT人材の確保・育成は急務と見ており、そのための施策が待たれます。
今をときめくIT業界は何と言っても花形産業であり、多くの若者を惹きつける魅力があります。しかしその一方で、連日深夜にまで及ぶ残業や休日出勤が当たり前といった長時間勤務や、下請けや孫請けが当たり前、といった日本のIT業界に特有の慣行や業界構造が、一般に知られるところとなり、多少なりとも敬遠されてしまう面もあるというのも事実です。人材不足に加えて、過酷な労働環境に置かれるために、心身を病んで休職や離職する人も増えており、結果として更なる人材不足から職場全体が疲弊するという悪循環にも陥ってしまう危険があるのです。
またIT業界では、日本では珍しくも起業が盛んであり、大小入り乱れて様々な企業が群雄割拠している中で、熾烈な競争を繰り広げています。しかし競争は決して日本国内に留まるわけではなく、世界中にライバルは点在し、ともすれば日本的経営に陥りがちな企業から、若くて優秀な人材が外資系に引き抜かれるということも、珍しくありません。